漁港の肉子ちゃん

漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)
西 加奈子
幻冬舎 (2014-04-10)
売り上げランキング: 2,990
これの感想書いていなかったか〜
ま、アメトーークとかで見てたし、西加奈子さんの文章はキャッチーで本苦手勢にも優しいからね、手に取りました。震災よりうんと前に執筆しだしたそうだが、宮城かどこかが舞台でなにか因果のようなものを感じてしまったそう。肉子ちゃんは架空の人だけど、肉子ちゃんみたいな人がいたっていって。でも肉子ちゃんみたいな人はきっとそこかしこに居るんだろう。肉子ちゃんよりきくりんという娘が実はちょっとヤバいのかも…と思った。私の中ではきくりんは関西弁喋るエヴァちゃんで脳内再生してた肉子ちゃんは直美とかでいいよw
ニノとかマツジュンとか某国民的アイドルぽい名前の人が出てきてわろてしまったけど、二宮が障害児のようなベロ出したりするのをやめられないという病気を患ってるけど何故かきくりんは興味を持ってその奇行を受け入れるという。きくりん自身、神社の声が聞こえるとかいって実は自分で喋っていたのだけどその奇行をなにもつっこまず優しく受け入れている肉子ちゃんとサッサン。全体的にいろんな人が優しいと感じた。きくりんが主体で語られる話だからかな?大人になると街にいろいろとあふれて溶け込んでいる優しさを感じられなくなるはなぜだろうか。