おひさしぶりーなきいちごちゃん。
誰も続き気にしてないでしょ
私も話わかんなくなってきちゃったし







アリーくんときいちごちゃんがデートをする日が近づいてきました
最初はとっても楽しみです。ついにリア充!!!!はじめての彼氏!!!!!
嬉しくて嬉しくてテンションあがりぱなしです。


「ところで、きいちごちゃんはどういう顔してるの?ぼくもう忘れちゃったからさ(^∀^)」
アリーくんがたずねます
きいちごちゃんは自信がないながらも、一番可愛く、元気に写っている写真を送ってみました
「これだよ^^元気なほう」
「あぁ〜・・・なんか思い出したあ」



きいちごちゃんはここでなぜか
非常に不安になりました。



アリーくんの「あぁ〜」の発言です。
普通なら気にしない箇所ですが
きいちごちゃんには『あ〜微妙』もしくは『あ〜ブサイクだwwww』という意味に感じてしまったのです。
原因はいつもいちごちゃんと比較された劣等感による慢性的な自信のなさです。
ここで大親友のいちごちゃんに相談すればいいのに、そうしたら明るく気にすんなよー!と笑い飛ばしてくれるはずなのに、きいちごちゃんはそうしませんでした。
「あたし恋愛相談するような友達いないから・・・
 いちごちゃんとは仲良すぎて、いまさら恥ずかしい」
なんということでしょうw
結局きいちごは悩みぬいて、ネットでききました

「『来週好きな人とデートするのですが、自信がありません。どうすればいいですか』・・・っと」
返事がきました

「はあ!?デートできるとかネ喪は死ねwwwwwwwwwwwwwwww」

あぁだめだ使えない・・・
結局自分で考えよう
次の日です。アリーくんは今日もなんだかリアクション悪い
「ゴメン忙しかった」
1行。
本当に忙しかったのかな?嘘じゃないのかな?
きいちごが、ブサイクってことでしょ。



きいちごちゃんはいつもの元気さはすっかり消え、猜疑心だけが沸くばかりです。
もうだめだわけがわからない
きいちごは別のサイトにも尋ねて見ました

「初恋の蟻とデートします。
すごく楽しみなのに、相手が落胆するのが分かっているから会いたくありません。会っても話したりすることさえ自信がありません。
写真を見せたら急にリアクション悪くなりました。もう自分がいやです
せっかくここ数日可愛くなろうと努力をしたけれど、元が悪いんじゃ努力も意味ないです。
今すぐかわいくなんてできないよ。
私あなたとメールするだけで幸せだったから、メールだけずっと続けて生きたいのにな。
あうのが、怖いよ・・・」

これは尋ねた事になるのだろうか
きいちごは混乱のあまり支離滅裂なことにも気づきませんでした
少しでも助けが欲しいのに、すぐに返事が来ません



学校からの帰り道、あまりに辛くなってきてとうとう涙を流しました
それも、たくさん。
号泣しました。
涙が、あふれてあふれて止まりません。
必死で顔を隠したけれど、きっと誰かに見られて変な子だと思われているでしょう。やっぱり私は変な子なんだ。亜種から離れられないんだ。アリーくんもいちごやぶるーべりーのほうが良いに決まってる。かなしい・つらいよ・・・



その日の夕方、きいちごはとんでもないことを言い出しました

なんと、あろうことか、きいちごはデートをなしにしようと行って来たのです
「本心」、ではありませんでした。今の感情は怖くてたまらないけれど、やっぱり久しぶりにあいたいし、デートしてあわよくばvvです。
しかし、その言い方がまずかった
きいちごは「デートにいくのが楽しみじゃない。会いたくない」といってしまったのです。意味としてはデートをやめることですが、そのニュアンスの重さがまったく違います。最悪の断り方です。
「えっどうして???」当然アリーくんもびっくりです
「だってなんだか・・・よくわかんないよう(TдT)」
「何それ・・・俺のせいなの?」
「うん・・・」
「え?なんで?」
よくわからなくなって、きいちごはお手紙をほっぽってしまいました
その夜は泣いて、次の日、デートの前日になりました





一晩泣いて一眠りしたら、とてもすっきりしました。
やっぱりデートできなくなるのは嫌だ!ここは明るく…


「昨日はごめ〜ん♪きにしないで★
 やっぱりご飯食べたいし、明日はご飯食べにいこっ」


アリーくんからお返事がきません
4時間くらい経ってから「明日はとりあえずやめておこう。楽しみじゃないなら無理しないほうが良いよ。お互いきっとたのしくない。また今度遊ぼう」



あ--やっぱり。
でも、今度遊べるってことだよ・・ね?
やったあ!次ならきっと、こわくない。遊べるんだわ!!



「うん。残念だけど、そうしよう。また今度ね^^」




































きいちごはデート当日に激しく後悔した

手紙を送ってみた。

へんじが、こない。

きたけど、すごい薄い内容。

相手も、ショックだったんだろうな。


















別の日に違う人と遊びに行きました。
そこは夢の国。とても楽しかったけど、なんだかもやもやする。























とうとう手紙送っても返ってこなくなった。
やだあーーーーー






































後日分かったことだ、アリーくんは免許を取っていて手紙を送れなかったようだ。本当に忙しかったんだね。
アリーくんは楽しみにしていたみたい。きいちごが提示した花の蜜食べ放題も嬉しいって言ってくれたのに
ちなみにこの間ネットで相談しましたね?
きいちごが投稿してから3時間後に返事が来ていた。
内容は、

どうして会うのが楽しみじゃないのか正直に話してみたら?きっとわかってくれるよ!自信持って!

なんだよー。もっと前にわかっていたらこんな失態を犯さずに済んだのに。
私が杞憂でピエロをファビョっている間、実はうまくいっていたのか
チャンスを潰すの大の得意なんだっ☆ そのままいけば何の問題もなかったのに。自らフラグばっきばきか
しかしダメになってどこかほっとしていた。
まだ、ピュアでいいんだ。



こうして、きいちごちゃんのやっとの思いの初恋は、バットエンドで幕を閉じたのであった。