青くて、痛くて、脆い

ずっと見たかったけどやっと見れたよ

これ監督か脚本か誰かの実体験だろうな

キャスティングがとてもはまってるし引き込まれますわな。

 

 

あらすじ

あらすじ:自分たちで高い理想かかげてサークルつくったけど、サークルの活動方針が変わっちゃって違和感感じるって話

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青くて、痛くて、脆いの感想

よくあるよね。まあよくあるよ。サークルだけじゃなくていろいろ関係性変わってきちゃうって話。はっきりいって主人公である吉沢亮杉咲花演じる秋好のこと好きだったんだけど彼氏できちゃって嫉妬して距離置いたらサークルでかくなっててさらに嫉妬してるって感じ。自分がいない方がサークル大きくなる≒自分は必要ではないことに腹立ててるんだよね。なんか情けないよ。秋好のことイタイって思ってたけどイタイのは吉沢亮のほう。

そして友達と潜入調査してたけど友達もサークルの人と仲良くなって、友達がつぶすのやめない?って言いだして、それを「裏切られた!」って思ってしまう。若くて痛くて共感できる人も多いよね。このシーンで友達が「俺もいたいっておもってたけど痛いのはお前のほうだよ」っていうの。核心ついてますね。

この映画はただただムキになる痛さを表現していて、若い子であればあるほど共感もできると思う。私はおばさんだが、痛い時代を経て今がある。吉沢亮が痛々しいし幼稚な動機でキモイんですけど、わかることでもある。100%共感ってわけでもないけど、なんか「わかる」んですよ。みんな若い時に青臭い瞬間があったんじゃないかな。感情に任せて口汚くののしって後悔するのとかもわかるんだよなあ。最後ララランドするのは恥ずかしいな。このシーンは全然共感できなかった。

秋好のことめっちゃ好きなのに、楽しいを享受できてないから嫉妬してるんでしょ。一緒に参加してたらビジネスパートナーとして良好な関係ではいられたよ。ボランティア精神はあるんだね。今だったら脱酸素系とかLGBTとか、やっぱり意識高い系のサークルになりそうだな~。顔さらすのリスク高くない?と思ったけどスルーされてよかったね。

「こんな人いるよね」「こんな時代あったよね」「痛いよね」ってのが主題すぎて、終わり方が微妙だった。杉咲花はやりたいことがはっきりしてビジョンもはっきりしてるけど、吉沢亮はビジョンなんにもないでしょ。なりたいイメージもない。後悔も秋好への言動にたいする後悔であり、「本当はこういうことやりたかったけど勇気がなくてできなかった」とかそういうんじゃない。ボランティア精神とか、人脈広げて影響力をもつ存在になりたい!起業したい!とかでもない。熱意ないよね。だからメッセージがあまりなく、大学生が共感してくれるといいなっていう映画でした。