アトミック・ブロンドの映画レビュー

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2017年アメリ
☆☆☆☆

ブログ頑張ろうと思ったけどねむねむのためもとに戻しました。
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あらすじ

冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが紛失してしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイを見つけ出すよう命じられたMI6の諜報員ロレーン・ブロートンは、各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げる。

シャーリーズ・セロン主役で百合映画として有名だったので非常に楽しみにしていました。
百合っていうかちゃんと普通にスパイアクション映画で最高にクールでした。

注目のシーンは長回しワンカットでのアクションシーン。ワンカットなので俳優さんたちゼエゼエ言いながら、血まみれホコリまみれになりながら最後は肉弾戦というか、銃じゃなくてその辺の家具ぶつけたり殴ったり蹴ったりになって、クールな映像の中の”泥臭い””醜い”シーンが非常にリアルで痛そうでしんどそうで、それがとても格好良かった。

だいたいスパイ映画とかってスマートな登場人物が超人的アクションでクールにやっつけておわりじゃないですか。アトミックブロンドでも、超人的パワーのシャーリーズセロンがクールにやっつけてますが、その中での”醜さ”が逆にクールさを際立たてていた。


そして気になっていた百合シーン。デルフィーヌというフランスのスパイ女がいるんですけど、普通に女同士で抱き合ってたんですよね(笑)それが「私はレズです!!!」ってキャラでもなかったし、女性の権利を声高に主張するものでもなく、普通に、ただそこにあるものとして、クラブで出会ったその辺の男とヤっちゃうくらいの軽くて自然な感じだったので、【うわ、新しい時代きたな】と思ったんですよ。別に誰を抱こうが自由じゃんって感じが、、、
あとはパーシヴァルが不死身すぎる。5〜6回殺してるぞ。なんでまだ生きてるんだ。この人はこの人で2重スパイ。
誰が正しいかとかもはやわからない、わからない中で生きているって言う感じが人生の縮図のように感じた。実際のスパイも精神おかしくなりそうよね…。