マイ・ベスト・フレンズ

評判が良かったので・・・映画の日だし
本を読むのと映画見るのだったら映画のほうがずっと楽だし楽しいし面白い
隣の席の人が号泣していて私も泣かなきゃって意識が働いた
(以下ちょいネタバレ)====
あらすじは子供のころから友人で今は30代後半くらいかな?の女性たちが主人公。死を家族ではなく友人からの視点でとらえ向き合うお話だよ。
ニコレットが演じるミリー、これが乳がんになります。どっちかっていうと陽キャのギャルで派手好き。初体験も一緒っていうのはン?って感じだけど片方のほうがモテて少し劣等感を感じて先に妊娠しちゃったりしてなんだか置いてかれた気持ちになるっていうのはあるあるだよね。。
ドリューバリモア(しか知りませんでした)ことジェスがなかなか子供ができない主人公。ミリーが死ぬまで一緒にいます。そう、ガン、治らないんだ・・・。男性の感想を読んだんですが、ジェスがやっと妊娠してめっちゃ喜びたいし、大親友のミリーにも1番に伝えたいけれど「幸せ自慢になるから言えない」っていうシーンがあるんだけれど、男性はそれがいみわかんないらしくハァ?という。いや、それは空気が読めないだろと男女の性差をまざまざと感じるにいたったwいや、病気なんだぜ。普通の状態でも気使うは リア充自慢は顰蹙買うから。おまえはジャスティンビーバーになりたいのか。ミリーの顔もキャラも好きじゃなかったけど、ガンでも明るく生きててすごいなと思った。かつらと切除は泣きそうだったけど。あと末期になってショートボブに杖ついて颯爽と現れる時すごいかっこよかった。ちょいちょい笑えるシーンがあります。あのバーテンはガンでおばちゃんでも抱けるんだなすげーな。最期だからこそワンチャンやりたいってのはすごいわかる。やらないほうが後悔するからね。ホスピスを抜け出し、出産に立ち会うんですけど(このシーンすごい面白いです 劇場でぜひ)「もう生んでいいよ」って笑顔で言うのは、ミリーの優しさや母性が出てたと思った。第一声ががんばれ!とかわざわざ来たんだぞ!とかじゃなくて「生んでいいよ」っていうのが。分かり合ってるなっていうのが現れてた。あたしはそういう人いるのかな〜いないなー。甘えたなんで全部寄りかかりたいんですよ。自分中心に世界が動いてるっていうかw構って欲しいし構ってもらえて当然なんで自分が与えた愛情は100返して欲しいんですよね。ねーーよwwwwジェスは自己犠牲型だな。共感するのはジェスのほうですね。ミリーはいつも人を振り回してばっかりだ。先に逝っちゃうし。ずるいよ。みんなから愛されてかまってもらってずるいや。友人とあんまり、、なので見たんですけど、やっぱりなんだかんだで友人はとても大事な人だし、死ぬ前に愛してる・愛してたって伝えたいし、死んだら悲しいなって思います。見取ったのが旦那じゃなくてジェスで、直前まで本人の前ではにっこり笑顔で送ってあげてすっと離れて部屋から出てからはじめて泣くっていうのがなんだかリアルというか大事な人にむける最善の方法なんだろうなと思いました。最初に泣くところあえて映さないのがきもかなと。
いい映画だとは思うけど、、美しすぎるかな。実際もっと悲惨だったりうまくいかなかったり陰鬱として暗くて醜いのではと思うんですね。看取る側も、患者側も。だから、ちょっとだけファンタジーというか製作陣の身近な人で病気の人いないんじゃないかな〜と思ってしまった。優しさや愛情は感じるんですけど。