エミリー・ローズ

★★★★
怖かったーw
所謂エクソシスト、悪魔憑き、悪魔祓いの話です
本家旧作のエクソシストは見てないんですけれど(怖いからw)
この作品は儀式を中心としてではなく、実際に神父たちに過失があったとされ、裁判が起きている所から始まります。
法廷劇がメインなのですんなり受け入れられた。とはいえ儀式や幻覚の映像も入ってくるんだけど、第三者(弁護士など)の目が入ってくるからリアリティあるつくり。ブリッジしたりどったんばったんが見たかった人は物足りないかも?
それにしてもすごい迫力だった。主演のジェニファー・カーペンター、この子凄まじい!エミリー役は悪魔に取りつかれるわけで、叫んだり暴れたりというのは見なくても想像に容易いと思うが、20そこそこの女優ですよ。すっごい迫力。この手のホラーものは主演の演技力でB級にも傑作にもなりえると私は思っていて、たとえばミザリーキャシー・ベイツ。この人もまたすごい迫真の演技で映画を見ている間ポカーンとなってしまい時間を忘れるほどだった。この人は主演女優賞もらったんですけど、こっちのエミリーも貰ってもいいんじゃないかなってくらいでした。ジェニファーB級映画かわき役ばっかでもったいないね。
日本だと犬とか狐に憑かれる事がありますよね。*1あれも悪魔がついたと言われることの一種だろうな
見る人に意見を問うような作品でしたが、私はこれは精神病の一種じゃないかなと思いますよ。信仰心が深かったから悪魔が付いちゃったと思い込んだのではないかなぁと。だってマリア様ってほかの大勢のためにお前が犠牲になって死ねなんていう?結局餓死してしまって凄い可哀想なんだよなぁエミリーが。恐怖心が増幅するとずっと何かについてこられているような気になったりするじゃないですか。途中すごい怖かったんだろうなぁ。精神が分裂して二重人格になったんじゃないかな。薬が効かなかったから悪魔が憑いたみたいに言ってますが、薬なんか往々にして効かないと思うの。だって風邪薬の有効な特効薬未だにないし。
後私オーメンとかも、サイコパスの子供だと思う。リメイク版しか知らないけどお母さん可哀想だよね。これあれだよサイコパス

*1:ぬ〜べ〜が言ってましたw