路上のソリスト

路上のソリスト [DVD]
路上のソリスト [DVD]
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ジェネオン・ユニバーサル (2012-04-13)
売り上げランキング: 3,257
事故にあってヤケになってた新聞記者のロペス(ロバートダウニーJr)がバイオリンを上手に奏でるホームレス(ジェイミーフォックス)を取材して交流していく話
いわゆるサヴァン症候群というか、みやぞんとかもそうだけど天才的な音楽の才能があるも他の部分で劣るところがある人だと思った。さしずめサヴァン自閉症かな、と思ったら違うみたいだ。あらすじを確認したら統合失調症の人だということらしい。ジェイミーフォックスってすごいプライド高いというか計算高い自己愛の強い感じの人っていうイメージがあって、ドリームガールズで金銭でモメたときからなんだが、いまいち統失ぽさがなく感じてしまった。なんの先入観がなければもっと自然に感じ取れたかも知らん。レオ様の自閉症児は自閉症に見えたぞ?まぁ統失もいろんな症状があるからなぁ。歯医者に来ていた統失の薬を飲んでる患者さん、わたしはヒッと思ってたけど普通だったし。ソリストっていってることからわかるように本業はチェロで才能を買われ、まわりも期待し音楽院にはいったことでプレッシャーからか病気になってしまったんだね。取材を進めるうちだんだん肩入れしてきてなんとかして才能を生かせないかと奮闘するのだが、リサイタルを開いた時緊張からか発作がおこり会場をとびだしてしまう。ロペスが追いかけると近くで事件が起きたようだった。まさかと思って探し回るロペス――
一番の作品の肝だから終盤だけ隠しますけど。リアルですよね。人生ってこういうもんだよね。何が正しいか誰にもわからないよね。ナサニエルがオーケストラの演奏を聴いたとき脳裏に色や記号で音が表現されていくのが天才っぽくて印象に残りました。美しい映画だと思った。どちらにも勇気があって一歩進める出会いだったんじゃないか、中途半端にかかわってはいけないとも思い知らされたけどね。